サポチル NPO法人 子どもの心理療法支援会

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事務局からのお知らせです

【関東臨床セミナー】オンライン・シンポジウム「昨今の親子支援における難しさと工夫」受講者募集のお知らせ

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【シンポジウム】2024年サポチル関東第3回臨床セミナー(最終版)

 

★こちらからもお申し込みできます→https://x.gd/bfI63

※2024年度サポチル関東臨床セミナーにご参加の方は、改めてのお申し込みなく本シンポジウムにご参加できます。

現在の子どもと家族の支援は多様な領域にひろがり、より複雑な問題が生じています。
時代の流れとともに、親子関係のあり方に変化はあるのでしょうか?
親子を支援する上では、どのような視点を大切にしていく必要があるでしょうか?
さまざまな領域からシンポジストを招き、多角的な観点から「昨今の親子支援」をディスカッションしていきます!

シンポジストより

 Dalrymple規子先生(桜花学園大学保育学部国際教養こども学科)

乳幼児の心の健康を守る学問と実践である乳幼児精神保健。一番基本にある考えは、乳幼児と養育者の関係性に焦点を当て、そこで何が起こっているのかを考えるということです。つまり、彼らの間でのやりとりの響き合いを見ていきます。乳幼児親子と直接かかわる様々な職種の人たちがその考え方を用いていくことで、どのように乳幼児親子を支えていっているのでしょうか。具体例を示しながら一緒に考えていければと思います。
(参考文献:「乳幼児精神保健ケースブック」ジョアン・J・シリラ、デボラ・J・ウェザーストン編、金剛出版)

 中村知佳先生(聖マリアンナ医科大学病院精神療法・ストレスケアセンター)

私は小児科担当の心理士として医療機関に勤務しています。小児科では、心身症や不登校はもちろん、身体疾患をもつ子どもまで幅広く心理士が関わります。今回は小児科病棟と小児集中治療室で出会う親子との関わりを通して、日ごろ感じ考えていることについて発表したいと思います。重度の障がいを持って生まれてきた子どもとその親、救命が困難となり意思疎通がとれなくなった子どもとその家族にとって、親子の時間はどのようなものなのでしょうか。親子の対話(心的交流)を育むために心理士はどのような支援ができるのか考えたいと思います。

 大垣怜子先生(公立学校スクールカウンセラー)

スクールカウンセラー(以下SC)は、週1のセラピーや母子並行面接のように構造化した面接をすることが難しく、学校の要望で面接の構造を維持できない状況もよくあります。SCの取らされている役割や親子面接の構造自体が、その親子の関係性や問題を表しているのではないかと感じることがあります。SCが学校や保護者から様々な情緒を投げ込まれ、明らかになっていった親子の問題にどのようにアプローチしていったかについて報告します。また、SCにも外部資源ともつながれない親子を最終的に抱えるのは学校だと感じています。そのような親子を抱えるために、教員とワークディスカッションをしながら奮闘していった様子についても報告します。

 若佐美奈子先生(神戸女学院大学心理学部/西天満心理療法オフィス)

スマホやiPad、ゲーム機などのデジタル機器及びメディア、コンテンツの普及により、子どもたちの体験世界は大きく変わった。親も、デジタル機器の恩恵を受けている世代であることが多い。ワンクリックや接触によって購買、契約、取り消しができる、個人の好みに合わせて「おすすめ」が提供されるオンライン生活は、葛藤を抱える時間と場を減弱させる危険もある。またそうした心性が親子コミュニケーションに及ぼす影響もあるように思われる。デジタルと共存しつつ、しなやかなこころを保つコミュニケーションのあり方について、皆さんと考えてみたい。

※このオンライン・シンポジウムのみご参加の場合は、臨床心理士更新ポイントを取得することはできません。ご注意ください。

日時:2024年8月4日(日) 13:00~17:30

開催方法:Zoomによるオンライン開催

受講料:7,000円

申込締切:2024年7月28日

お問い合わせは、kanto-rinsemi@sacp.jpまで

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