コラム
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新年のご挨拶
2023年の年末はウクライナに加えてパレスティナでも痛ましい出来事が起こりました。そしてそれは現在も続いています。そして2024年は災害で幕開けました。コロナ禍が勃発し、それが何とか収束しつつあるなかで、新たな災禍が私たちに起こっています。こういう中で私たちは悲観的になりがちですし、それはそれでもっともなところがあります。それでも子どもたちは生まれて、育っていますし、その子どもたちを育てていく養育者の努力は続きます。
私たちサポチルは、ささやかながら、そうした子どもたちや養育者の方々の日々の営みを見まもり、支援していく活動を行っています。この活動は、子どもたちや養育者のためだけでなく、支援をしていく私たちに「この先にあるだろう」よりよい社会という楽観を支えてくれます。
昨年度は、前年度に引き続き、年額700万円規模で、DV被害の家族、児童福祉施設の子どもたち、そして発達障がいを抱える子どもと家族の心理療法支援活動を実施しました。それだけ、心理療法支援を必要とする子どもや家族が増加したことを反映していると思います。このような社会のニーズにサポチルが少しでも応えられていることは大変喜ばしいことではありますが、現時点での財政規模を若干超える規模の支援活動が3年程前から続くことになっています。このあたり、さらに経費削減努力とともに、寄付金、助成金などの支援のための原資確保に努めたいと思います。
皆さまのさらなるご支援、よろしくお願いいたします。
理事長:平井正三
寄付によって、心理療法を必要としている子どもたちへの支援が行えます